札幌市「学習心理学」<3ポイント>
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【先生から研修のご紹介】
しなければいけないことがどうしてもできない、してはいけないとわかっていながらついついやめられない、など、私たちヒトは日常生活のなかで様々な行動の問題に直面します。それらのなかで、本人や周囲の人の力では解決できないような重篤なものは、臨床心理士やカウンセラーが取り扱うべき問題となります。これらの行動の問題を解決するためには、様々な行動に共通する基本法則と、行動を引き起こす基礎的なメカニズムを知っておくことが役に立ちます。学習心理学の分野では、古くからこのような行動の法則とメカニズムについての知見が蓄積されてきました。今回は、学習心理学の中で非常に基本的な二つの現象、古典的条件づけと道具的条件づけを取り上げ、最近の知見などを含めて解説します。
【漆原宏次(うるしはらこうじ)先生のプロフィール】
北海道医療大学心理科学部臨床心理学科准教授。
2002年関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(心理学)。
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校博士研究員、日本学術振興会特別研究員などを経て、
2007年より現職。専門は学習心理学。