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逐語検討3

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学習のねらい

逐語記録検討を実施する目的は、カウンセリングにおいてクライエントへの援助を効果あるものにし、カウンセラーとしての能力を向上させるためである。
逐語記録を検討することによって、カウンセラーとしての関わり方、及び、応答の技法などのスキルを更に磨く。クライエントの態度に機敏に対応し、クライエントが問題把握できるように適切に援助しているか理解を深める。
養成講座の傾聴の技法を越える段階に受講者が進むような指導を心がける。
また、面接の課題を把握することによって、カウンセラーとしてのクライエントへの援助を振り返り、今後の面接に役立てるため検討する。

逐語検討の進め方

逐語検討1~3に用意する逐語記録の面接時間と逐語記録にする時間は下記の通り。在宅で作成し、グループスーパービジョンで検討する。見立てや問題点の把握、クライエントの課題と目標の設定などを、十分検討・指導し、将来的に事例としてのとらえ方ができるようにする。

面接時間逐語記録時間
逐語検討1 15分から20分程度 5分程度
逐語検討2 20分から30分程度 10分程
逐語検討3 30分以上60分以内 15分程度

学習方法は、
 ①受講者が事前に逐語記録を作成してきます(ピアカウンセリングでよい)
 ②一人ずつの逐語ケースを検討するが、グループスーパービジョンの形式をとり、全員が参加する。全員が逐語検討に参加することによって、ケースに触れる経験を量的に高める。

シニアコース講座では、逐語検討1,2,3と内容の検討を段階的に進めて行きます。(受講生は逐語1から2、3と順に受講することになっています。)

指導目標

1.逐語検討では、シニア産業カウンセラー試験の受験要領(最新版)の「逐語記録、作成要領」によって指導する。
2.クライエントが問題にしているところ、状況による感情の流れ、here and nowのきづきなど、捉えながら、クライエントの状況、プロセスを把握できるように指導。
3.逐語記録のセルフコメントの2.「CO発言のふり返り」の総括を基にCOとしての今後の課題と3.この面接を通じてCOが把握したCLの問題点は何か。を仕上げる。
4.この面接におけるCOのあり方を点検し、考察が書ける様に指導する。
5.ピアカウンセリングでよいのだが、初回の面接に限らず、同一のクライエントと継続した2回目、3回目のものを提出することが望ましい。
6.ブリーフセラピー、認知行動療法他、諸理論に基づく応答の場合、その根拠を明示してもらう。
7.どの療法においても、ロジャーズの論文「パーソナリティの変化に必要にして十分な条件は全心理療法でのCOの応答の基礎となる理論である。

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