一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 北海道支部

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逐語検討1

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学習のねらい

逐語記録検討を実施する目的は、カウンセリングにおいてクライエントへの援助を効果あるものにし、カウンセラーとしての能力を向上させるためである。
逐語記録を検討することによって、カウンセラーとしての関わり方、及び、応答の技法などのスキルを更に磨く。クライエントの態度に機敏に対応し、クライエントが問題把握できるように適切に援助しているか理解を深める。
養成講座の傾聴の技法を越える段階に受講者が進むような指導を心がける。
また、面接の課題を把握することによって、カウンセラーとしてのクライエントへの援助を振り返り、今後の面接に役立てるため検討する。

逐語検討の進め方

逐語検討1~3に用意する逐語記録の面接時間と逐語記録にする時間は下記の通り。在宅で作成し、グループスーパービジョンで検討する。見立てや問題点の把握、クライエントの課題と目標の設定などを、十分検討・指導し、将来的に事例としてのとらえ方ができるようにする。

面接時間逐語記録時間
逐語検討1 15分から20分程度 5分程度
逐語検討2 20分から30分程度 10分程
逐語検討3 30分以上60分以内 15分程度

学習方法は、
 ①受講者が事前に逐語記録を作成してきます(ピアカウンセリングでよい)
 ②一人ずつの逐語ケースを検討するが、グループスーパービジョンの形式をとり、全員が参加する。全員が逐語検討に参加することによって、ケースに触れる経験を量的に高める。

シニアコース講座では、逐語検討1,2,3と内容の検討を段階的に進めて行きます。(受講生は逐語1から2、3と順に受講することになっています。)

指導目標

1.逐語検討1の受講者は、養成講座において逐語記録を書いて検討した経験がある人と、逐語記録が必修でない年度の養成講座を受講して経験がない人がいるので、全員が同じレベルで逐語記録についての体験をしているとは限らないとの前提に立って、丁寧に指導する。
2.逐語検討では、シニア産業カウンセラー試験の受験要領(最新版)の「逐語記録、作成要領」によって指導する。
3.指導内容の目標:
 ・受験要領に添った逐語記録の書き方を全員がマスターし、逐語検討2に進めることを目標にする。
 ・逐語1の検討はケースの流れを理解するために、そのCLにどんな援助ができるか、何がこのCLの問題か等の見立てができるような『練習』段階としたい。指導としては、試験要領に合わせた「COのふりかえり(今なら「~」と応答する)」の方に重点を置き、セルフコメントのうち1.「CO発言の振り返り」の総括について指導する。
 ・積極的傾聴法により、クライエントが抱えている問題の把握など面接のプロセスを含め、応答への指導を行う。
 ・現在は養成講座でカウンセリングのプロセスを学習しているが、学習していない時代もあったので、全員が理解していることを前提にはできない。事例検討科目M1210「面接記録のとり方、事例の書き方、見立て」、M1220「カウンセリングプロセス」の受講が望ましいが、受講時期が前後するので、講師から多少の説明が要る場合がある(参考図書は養成講座のテキスト)

・どの療法においても、ロジャーズの論文「パーソナリティの変化に必要にして十分な条件は全心理療法でのCOの応答の基礎となる理論である。

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